別に鬱病という訳じゃないが

まぁ、暗い人間ではあるか。
とはいえ、本人は至って、不自由はしていない。
周りが随分私の気分に振り回され困っているのか。
呆れているのか。
時折、近づいたらいいのか、遠ざけたらいいのか困惑顔でこちらをみる。

ちょっと待てよ。私は、野生動物ではないのだからと、目で言ってみる笑。


ひとりが好きだと言い過ぎたせいか、愚痴をはく場所が見つからず、ゴミ箱を求めて、自分専用のゴミ箱をネットに作ってしまった。

この、マメさ加減はどうだ。
これだけマメであれば、もう少しは、人に寄り添ってやれよと、言われそうな物だが、これとそれとは違う。

誤解されがちだが、人がキライな訳ではない。
ひとりでゴロゴロと過ごしている事が好き過ぎるのだ。

私の目標は、金を手に入れて少しでも早く引退し、ひとりゴロゴロした生活を送る事。

店のオーナーという立場から、これは、いささか、おかしな事かも知れない。

しかし、オープン当初は色々な想いがあったか気もするが、今は、金のためにのみ、店をやっている。
これが、現実を知ったという事かも知れない。

人の笑顔で腹は膨れないし、私は幸せにはならない。気持ちが少しよくなったとしても、すぐ泡となって消える。

人が笑顔になって、お金を払うから、私が幸せになるのだ。
人が笑顔になるから、幸せになるというのであれば、ボランティアで良い事になる。

極論、(具体的にどんな商売があるか、思いつかないが)人が不幸せになっても、利潤が多ければ、私は幸せになれるのだ。

キャバ嬢時代より、やれる事はずっと増えたけれど、キャバ嬢時代の方がずっと幸せだったし、ピアノのが弾けるようになれようが、何が出来るようになろうが、あの頃よりも稼げてなければ、努力は、全て無駄である。
金にならない事など、やるだけ無駄なのだ。
たまに、『ピアノ弾けていいですね』
と、言われるが、弾けて良かったのは、ピアノバーをやるときに、人件費削減になる事ぐらい。弾けていいですねと言われても、素直に喜ぶ事は出来ない。虚しさだけが残る。


それにしても、同業者やお客様に言えない、ゴミ箱。ネットとはなんて便利なものだろうか。
愚痴とは、愚かさをはじる事にあるそうだが、恥じるまでには、当分の歳月を要しそうだ。